お家づくりの理由は人それぞれですが
常にトップスリーに入る項目に
「収納スペースが足らない」があります。
そのお気持ち、よ~くわかります。
私もお片付けが苦手でずーっと悩んできました。
だから、収納スペースがたくさんあれば
片づけられるのに・・・と信じていました。
6年ほど前に
整理収納アドバイザー1級の取得の際に
整理整頓の論理を学んで
考え方がガラリと変わりました。
お片付けが得意でいつもスッキリしたお家で過ごしている人
周囲にひとりくらいいらっしゃいませんか?
TVや雑誌のお片付け特集に出てくる方々等
お片付けが上手な人たちは
「空間認識能力」が優れているのです。
空間認識能力(くうかんにんしきのうりょく)とは、
物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・ 間隔など
物体が三次元空間に占めている状態や関係を、
すばやく正確に把握、認識する能力のこと。 (Wikipedia参照)
空間認識能力の高い人は10人中1~2人なので
残りの8~9人は普通・・・つまりお片付けが苦手なのです。
こんにちは!
家づくりコンサルタント
整理収納アドバイザーの中村ひろみです(^^)/
お家づくりのご希望の中で
多くの方が「収納スペースがたくさん欲しい!」と
おっしゃいます。
でも実際には、何坪の収納スペースが必要なのかわからない人が多いです。
☑ 必要な収納スペースを知る
お家全体の面積の収納スペースの面積の割合を
収納率と言いますが
満足できる収納率は何%だと思いますか?
答えは12%です!
30坪のお家であれば3.6坪が収納スペースとなります。
賃貸住宅の場合
7~8%の収納率が多いので、収納スペースに不足感を感じます。
では3.6坪の収納スペースとは、どのくらいの大きさになるのか?
夫婦のウォークインクローゼット 1坪
子ども用クローゼット2か所 1坪
シューズクローゼット 0.5坪
パントリー0.5坪
リビング収納0.6坪
金額にすると約220万円です。
☑ 収納を壁面積で考える
収納を平面図の時点で検討すると
少なく感じる人がほとんどです。
「これでは足らないかもしれない」という不安から
居住スペースを減らして
あるいは、
建築面積を増やして収納スペースをつくろうと
考えます。
でも、実際にはお家は平面ではなく立体なので
そこには高さが出来て
高さも収納スペースになります。
平面図の時に感じる不安に負けないでください。
また、建築面積を増やすには
1坪50万円~60万円建築費用が増えるということを
しっかりと把握しましておきましょう!!